ダック生地とは?古着で人気ブランドCarharttの代名詞として有名な生地について詳しく解説
古着で人気を集めるアメリカのワークウェアブランド「Carhartt(カーハート)」。
そのカーハートのアイテムの多くに使われているのが、独特なハリ感と耐久性の高さが特徴の「ダック生地」です。
世界中のワーカーに愛され、近年ではカジュアルファッションシーンでも欠かせない生地となったこのダック生地ですが、その詳細については良く知らないという人も多いと思います。
そこで、なんとなくうろ覚えで言っていたけれどいまさら聞けないダック生地の詳細について詳しく解説します。
ダック生地とは?
ダック生地はコットンや麻と混ぜた糸を高密度に織り込んで作られた平織り生地のことです。
耐久性が非常に高く、燃えにくいという特徴を持っており、その頑丈さからワーカー用のウェアに多く使われるようになりました。
非常に頑丈で経年劣化も起きにくく、時間が経つほど味のある見た目になることから、古着でダック生地のアイテムを探す人も少なくありません。
ダック生地の歴史について解説
ダック生地はCarharttの代名詞として有名ですが、その始まりは18世紀ごろと意外に歴史のある生地でもあります。
船に使われる帆布として使われ、その後はアウトドア用品などの耐久性が必要なアイテムに多く取り入れられていました。
そして、その頑丈さが買われてワークウェアに使われ、現在では多くのファッションアイテムに使用されるようになりました。
ダック生地の名前の由来とは
ダック(duck)生地はリネン製のキャンバスを指すオランダ語のdoekが由来になっていると言われています。
ダック生地とキャンバスの違いとは
ダック生地とキャンバス生地に大きな違いはありません。
ただし、キャンバス生地はさまざまな厚みのものがある帆布生地の相称で、ダック生地はアメリカで細かく号数が規定された生地という違いはあります。
ダック生地は織り目が細かく滑らかで服飾品に使いやすいのに対して、キャンバス生地は厚手で帆布としてやアウトドアアイテム、バッグなどの小物に使われることが多めです。
まとめ
ダック生地は意外に歴史の古い生地で、経年劣化が楽しめる古着に向いた生地でもあります。
Carharttのペインターパンツやカバーオールなどの人気アイテムにも使われているので、気になる人はその肌触りや質感をチェックしてみてくださいね!
この記事を書いた人
サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。