カバーオールとは?秋物古着の大本命アウターについて解説
カバーオールは秋物アウターとして高い人気を誇るアイテムです。
厚すぎず薄すぎない、かつ丈夫でおしゃれにも使いやすいとあって、アメカジや古着ミックスといったスタイルを好む古着ユーザーからも熱い支持を受けています。
とはいえ、カバーオールが実際はどういう服なのか、そもそもの歴史を知らない人は少なくありません。
古着を楽しむうえでぜひ知っておきたいという人のために、カバーオールの歴史とその魅力について解説します。
カバーオールとは?ワークウェア発のシャツジャケットについて解説
カバーオールは、19世紀にアメリカで生まれたシャツタイプのワークジャケットです。
鉱山で働くワーカーや農夫などが、仕事中に着用するワークウェアとして生まれ、その耐久性の高さと使いやすさから多くの作業者に好まれました。
生みの親はカーハート?カバーオールは人気ワークウェアブランドが開発
現在、ストリートカジュアルやアメカジでひっぱりだこの人気ブランド「カーハート」。
しかし、そもそもこのブランドはワークウェアブランドという下地があり、アメリカでは今でもワーカー向けの衣類を展開しており、高い人気を得ています。
そんな、カーハートが1923年に発売したのこの「カバーオール」です。
鉄道員向けのウェアとして、耐久性の高いデニム地やダック地を使用し、鉄道員の意見も取り入れて製品を開発。
そして、このカバーオールが多くの鉄道員から支持され、現在に至るまで確固たる地位を築きました。
ちなみに、鉄道員が着用していたという背景もあって「レイルロードジャケット」と呼ばれる場合もあります。
カバーオールが魅力的な3つの理由
スタイルを選ばず着こなせる
カバーオールといえばアメカジを連想する人が圧倒的に多いと思います。
しかし、実はこのカバーオール、スタイルを選ばずに着こなせる万能アイテムなんです。
アースカラー系のダック地を使用したカバーオールをゆったりシルエットで着ればアメカジやストリートカジュアルに抜群にハマるほか、デニム地のカバーオールをコーデに混ぜて古着ミックスに、濃いめの色合いのものをタイト目に着用すればキレイめスタイルにも応用できます。
シンプルなシルエットに作られているということもあり、応用次第でどんなコーデにも活用可能です。
バリエーションが意外に豊か
ワークウェア発祥で使われる生地もダック地やデニムが多いということもあり、バリエーションが少ない印象も多いと思いますがそんなことはありません。
カーハートのほかにもディッキーズやL.L.beanなどのブランドも販売していますし、カラーから生地まで多彩なバリエーションで展開されています。
そのなかからお気に入りの一着を見つけられたら愛着が湧きそうですよね。
耐久性の高さ
カバーオールの魅力といえば、なんといっても耐久性の高さです。
頑丈に作られているため、型崩れが少ないもの古着も多く、かえってヴィンテージ感が出ておしゃれになっている場合もあります。
まとめ
カバーオールは古着の秋物アウターを探すうえで必ずチェックしておきたいアイテムです。
自分のスタイルにはあわないかも……と不安になっていても大丈夫。
色やシルエット、サイズを調整すれば、意外にどんなスタイルにも応用ができますよ。
皆の着こなしが気になるという人は、ぜひVINTYでチェックしてみてくださいね!
この記事を書いた人
サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。