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バブアー不動の人気アイテム「TRANSPORT」の魅力について解説

古着ガイド

近年、イギリスのファッションブランド「バブアー(Barbour)」が注目されています。

古着界隈でも90年代より以前のファッションのテイストを取り入れるリバイバルブームがおきているのに加え、バブアーと新規ブランドとのコラボレーションも活発化するなど、ブランド自体の打ち出しが強くなっているのもトレンド化する背景の一つです。

そんなバブアーが展開するアイテムのなかでも特に人気なのが90年代に発売されて以降、不動の人気を誇るTRANSPORT(トランスポート)。

この記事では、トランスポートが人気を集める理由について解説します。

そもそもバブアーとは?

バブアーはイギリス発のブランドで、1894年に設立された老舗ブランドとしても知られています。

バブアーの代名詞と言われているのが、コットン地をワックス加工した防水生地「ワックスコットン」

そして、そのワックスコットンを使用して作られていて、英国紳士がこぞって着用し、世界各地の着道楽をも虜にしているのがワックスジャケットです。

SPEY(スペイ)やBEDALE(ビデイル)、BEAUFORT(ビューフォート)などの人気シリーズを筆頭にさまざまなアイテムが展開されており、世代を越えて多くの人から愛されています。

バブアー「トランスポート」が人気を集める理由

そんなワックスジャケットのなかでも、バブアーのTRANSPORTは比較的最近できた新しいシリーズです。

リリースされたのは1999年。

販売当初は「ピューリー」という商品名でしたが2002年にトランスポートに改名されました。

90年代リバイバルブームと言っても、2000年代との挟間とも言える時期に発売されたもので、ヴィンテージ好きからすると若干新しすぎるアイテムとも言えるでしょう。

しかし、新作・古着好きの間でもこのトランスポートは人気を集め続けています。

それだけトランスポートが支持される理由として、展開されていた期間が短すぎたことが挙げられるでしょう。

展開時期は1999年から2000年代初め頃のわずか数年程度で、ヴィンテージとしても入手が困難なレアアイテムとして知られています。

そして、2020年代に入ってトランスポートがバブアーのWHITE LABELから復刻され、改めて注目されるようになり人気が爆発。

現在はオーバーサイズ気味にリサイズされた復刻版「BARBOUR TRANSPORT MWX1678」がリリースされるなど、時代に合わせてその形を変え、今では押しも押されもせぬ人気シリーズとして扱われています。

バブアー「トランスポート」の特徴

トランスポートの特徴として以下の点が挙げられます。

・丈は短め

・内側下部にはゴムヤーリングとドローコード付き

・ポケットが斜めに配置

・ファスナーが大きめのリングジップ仕様

・チンストラップ付のコーデュロイの襟

トランスポートはもともとマウンテンバイク用のウェアとして開発されました。

自転車をこぐ際に邪魔にならないよう丈はビデイルよりも短めに設計されており、裾はゴムとドローコードで風が入りにくいように工夫されています。

走行中にポケットにアクセスしやすいよう斜めに配置されていたり、グローブを着けた状態でもファスナーの上げ下げがしやすいようリングジップ仕様になっていたりと、随所にこだわりが見て取れます。

そして現代は、ノームコアが定番となり、グランパコアというクラシックスタイルがトレンドになっているという背景もあります。

落ち着きがあり、どこかクラシカルなデザインで、どんなスタイルにも使いやすいショート着丈のトランスポートは、現代的な着こなしのすべてにマッチしたアイテムと言えるでしょう。

まとめ

バブアーのトランスポートは、現代の若者のファッションシーンにハマるだけでなく、大人のコーデにも使いやすいアイテムです。

ほかのバブアーのアイテムよりも比較的安めに購入できるのも魅力。

そんなトランスポートの古着が気になるという人はVINTYでチェックしてみてくださいね!

もしかしたらレアアイテムに出会えるかもしれませんよ。

この記事を書いた人

サイトウマサミ

セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。

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