ネルシャツとは?秋冬古着の定番アイテムについて詳しく解説
秋冬の定番古着といえば厚手の生地感が特徴のネルシャツです。
通常のシャツに比べてウォーム感のある生地が使われており、寒い時期でも暖かく過ごせるとあって、多くの古着ユーザーから愛されています。
着回しもしやすく、アメカジや古着ミックススタイルにも使いやすい汎用性も魅力です。
しかし、ネルシャツが実際のところどういうものなのか、なぜチェック柄ばかりなのかについて知っている人はそれほど多くありません。
そこで、今回はネルシャツの基礎情報や魅力について詳しく解説します。
ネルシャツとは?
ネルシャツはアメカジで使われることが多いためアメリカの衣類、と思われがちですが実はヨーロッパ生まれという説が有力です。
ネルシャツの名前の由来は、実はシンプルに生地の名前に因んで付けられています。
ネルシャツの正式名称は「フランネルシャツ」で、毛羽立ちのある厚手生地のフランネルを使用して製造されたシャツを略してネルシャツと呼ぶようになりました。
極厚のものから薄手のものまであり、区別する意味も込めて厚手のものをフランネルシャツ、薄手のものをネルシャツと呼ぶ場合があります。
またはヘビーネルシャツ、ライトネルシャツという分類わけがされるケースもあります。
元々はウールで作られていましたが、現代ではウールとコットンを混紡させたり化繊を用いて作られたりしています。
ネルシャツにチェック柄が多い理由
ネルシャツといえばチェック柄が多いことで知られています。
なぜネルシャツにチェック柄が多いのかは諸説ありますが、イギリスのウェールズで誕生したとされる説に因み、伝統のタータンチェックをはじめとしたチェック各種が使われるようになったと言われています。
そのほか、作業着として使われていたため、汚れが目立ちにくいよう派手な柄が使われたという説もあります。
ネルシャツが魅力的な3つの理由
抜群の保温性
ネルシャツといえば起毛した生地が大きな特徴です。
ウールなどの保温性の高い生地を毛羽だたせることで空気の層が生まれ、熱を逃がさず保温できるよう作られています。
秋には羽織ものとして、冬にはインナーとして使えば、寒い時期でも暖かく過ごせるのでおすすめです。
柔らかい生地
フランネル特有の柔らかな生地感もおすすめしたいポイントです。
着心地が良く、外でも家でも快適に着用できるので、普段使いで重宝します。
カジュアルスタイルに合わせやすい
アメカジに相性の良い印象を持つ人は多いと思いますが、実はカジュアルスタイル全般に使いやすい万能なアイテムなんです。
ゆったりシルエットのデニムと合わせるのは定番ですが、ブラウンやグレーなどの落ち着きのあるカラーのパンツと合わせればキレイ目スタイルとしても着まわせますよ。
まとめ
ネルシャツは秋冬に欠かせない定番の古着アイテムです。
気になるアイテムがないか、ほかの皆の着回しが気になる、という人はVINTYでぜひチェックしてみてくださいね!
この記事を書いた人
サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。