
リーバイス「LOT 201」とは?復刻版が今熱い理由について解説
リーバイス(Levi’s)は、デニムの王様として名高いファッションブランドです。
世界的にも人気が高く、ヴィンテージは驚くほどの高額で取引されているのは周知の事実。
そんなリーバイスの人気シリーズといえば「501XX」が挙げられます。
おしゃれ好きの誰もが一度は聞いたことがあるこの501XXですが、実は「201」というアイテムも存在しているのはご存じでしょうか?
そこで、この記事では近頃注目を集めているリーバイス201について解説します。
復刻版が話題!リーバイスの「201」とは?

出典:Levi's
201というのは、1890年から1920年代に流通していた「LOT 201」のことで、そもそもはリーズナブルで手の届きやすい価格のジーンズを労働者に届けたいという思いから作られた、「501」の廉価版アイテムです。
バックパッチをレザーではなく布にしたり、少し薄めのNO.2デニムという生地を使用したりといったように、コストカットを行って生み出され、当時はトップスの「LOT 213」と共に人気を博したと言われています。
501が人気を集めて廃盤に
第二次世界大戦以降、リーバイスといえば501と言われるほど、同アイテムが人気を集めるに従ってLOT 201は売れなくなり、そのうちに生産は中止されることになりました。
世界800着限定で復刻が決定
そんな201ですが、復刻版が2025年3月27日にオンラインで先行販売、3月28日より一部店舗にて販売が開始されるということで大きな話題に。
当時のディティールを忠実に再現し、LOT 213のジージャンと同時に発売されるということもあり、デニム好きやヴィンテージ好きが熱視線を浴びせています。
201XXとの違いとは?
「リーバイス201」と聞くと「201XX」を連想する人も多いでしょう。
では、201XXと201の何が違うのかというと、そもそも出回っていた年代が異なります。
201は1920年代に売られていたのに対し、201XXは1937年~42年頃に売られていた501の復刻アイテムのことを指します。
元々、201XXという品番は存在せず、現行の品番37501(501XX)の前身となったモデルを201XXと呼んでいるということになります。
201XXは2000年代前後に、今はなきバレンシア工場で製造されたモデルで、現在では手に入りにくくなってきたということもあり、古着市場でも高騰しています。
201は年代が古すぎるのに加え、日本では流通していなかったということもあり、ヴィンテージを日本で入手するのは非常に困難です。それだけに、201の復刻版を心待ちにしている人が多いのはよくわかるというものです。
まとめ
リーバイスのデニムはどれも魅力的ですが、今では手に入らない、手に入りにくいモデルをコレクションしたい人は少なくありません。
しかし、より身近にリーバイスのヴィンテージを堪能したいのなら、手に入りやすい古着のデニムも良い選択肢。
古着は世界にたった一つしかない、オリジナル性が魅力です。
自分好みのリーバイスデニムをオンラインで探すなら、古着特化SNS×フリマアプリのVINTYでチェックしてみてくださいね!
この記事を書いた人

サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。