スタジャンっていったい何?いまさら聞けない基礎知識を詳しく解説
アメカジにおすすめのアウターの一つに「スタジャン」が挙げられます。
メルトンの厚手の生地に、袖のレザーの切り替え、ワッペンや刺繍を大きく施したド派手なデザインが特徴で、スタジャンを着るだけでコーデが一気に華やぎます。
今ではさまざまなブランドから販売されていますが、本気でスタジャンの着こなしを楽しむなら、古着という選択肢は外せません。
とはいえ、スタジャンがどういうものかというのは知っているようで良く知らないという人は多いもの。
そこで、この記事ではいまさら聞けないスタジャンの基本情報を紹介します。
そもそもスタジャンとは?
スタジャンはスタジアムジャンパーを略した呼称で、野球の選手がスタジアムで着る防寒具のことを指します。
「スタジアムで着る」という兼ね合いもあり、各チームのデザインがワッペンや刺繍で大きく施されているのが特徴。
はじめは選手が着ていましたが、いずれ野球ファンが贔屓のチームのスタジャンを着て応援するようになり、学生のスポーツリーグでも使われることとなりました。
そして、今ではスポーツに関りのない一般層やセレブがおしゃれ目的で着用するファッションアイテムとして扱われるようになりました。
スタジャンは和製英語?
ファッション用語として「スタジャン」は当たり前に使われていますが、実は和製英語なのでスタジャンの本家アメリカでは通じません。
現地では「ヴァーシティジャケット」「アワードジャケット」と呼ばれています。
ちなみに、アワードジャケットというのは、カレッジスポーツで大きく活躍した選手へ記念として贈られる品がこのジャケットだったことから名付けられました。
ではなぜ日本で「スタジャン」という呼称が広がったのかというと、名付け親の石津謙介さんの存在が挙げられます。
石津さんは、日本のファッションブランドとして一世を風靡した「VAN(ヴァン)」の創設者としても知られ、数多くのファッションアイテムを生み出してきました。
とりわけ、アメリカンカルチャーに造詣が深く、アイビールックをはじめとしたファッションスタイルを日本に広く発信。
アイビールックと強く関連するスタジャンをVAN Jacket(ヴァンヂャケット)で販売したのも当然と言えるでしょう。
まとめ
スタジャンはアメリカのスポーツの歴史に欠かせないアイテムで、ファッションアイテムとして広く愛される存在でもあります。
スタジャンを着るだけでアメカジテイストが楽しめるので、これからアメカジを堪能したいという人はぜひゲットしてみてくださいね。
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この記事を書いた人
サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。