ゴアテックスとは?いまさら聞けない高機能素材の基礎知識と特徴を紹介
ゴアテックス(GORE-TEX)は、本格的なアウトドアウェアや防水性の高いスニーカーに良く使われる機能性素材です。
少し良いアウターを購入しようと探していると、「GORE-TEXを使用」という点を特徴として上げるメーカーやブランドは非常に多いことが良くわかります。
しかし、ファッション初心者からすると「そもそもGORE-TEXっていったいなに?」という疑問を持つ人や、「めちゃくちゃ水を弾いてくれる素材」といった認識くらいしかないという人も少なくありません。
そこで、この記事ではGORE-TEXの基礎情報や特徴について解説します。
ゴアテックスとは?
ゴアテックスは、アメリカに本社を構えるW.L.Gore&Associatesが展開する防水透湿性素材の名称です。
高い防水性・耐久性に加え、優れた透湿性と防風性も兼ね備えており、登山用のウェアを始め、多くのスポーツ用衣類やシューズなどに活用されています。
ゴアテックスの特徴とは?優れた素材と言われる理由について解説
水を弾くのに水蒸気は逃がす
ゴアテックスは、ゴアテックスメンブレンという細かな穴が空いた膜状の素材に他の生地を貼り合わせてできています。
このゴアテックスメンブレンに空いている穴は、水滴は通らないほど小さく、水蒸気よりは大きいという絶妙なサイズで作られているのが大きな特徴。
外からの水の侵入を防ぎながらも、汗で生じた湿気は外に逃がしてくれるので、服の内側が蒸れず快適に過ごせるようになります。
風もシャットアウトしてくれる
ゴアテックスメンブレンは複雑に入り組んだ蜘蛛の巣状の構造で作られており、その構造によって風を防ぐようになっています。
アイテムによっては自宅で洗える
ゴアテックスは、自宅で洗えるものが多いというのも魅力。
洗い方も、少なめの衣料用洗剤を加えて40℃以下のぬるま湯で洗濯機洗いするだけ、という手軽さも嬉しいポイントです。
詳しくは公式サイトにも記載されているのでチェックしてみてくださいね。
尚、メーカーによっては洗えない場合もあるので、必ず洗濯表示を確認するようにしましょう。
まとめ
ゴアテックスは雨を弾いたうえに蒸れにくいというスポーツやアウトドアでも、タウンユースでも嬉しい機能を持った高性能な素材です。
また、しっかりケアさえしていれば経年劣化もほとんどしない、寿命がないという点も見逃せないポイントと言えるでしょう。
ただ、ゴアテックスを使用しているアウターは高額になりがちなので、少しでも安く購入したいのなら古着と言うのも一つの選択肢と言えます。
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この記事を書いた人
サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。