プレッピースタイルとは?アイビールックとの違いや基本情報について解説
ファッション雑誌やネットでコーデについて調べていて、「プレッピースタイル」という単語を見たことがある人は多いでしょう。
プレッピースタイルと聞くと、ブレザーやカーディガン、ポロシャツなど比較的上品なアイテムをカジュアルに着こなすコーデ、という認識を持つ人もいますが、言葉の意味やコーデの定義まで詳しく知っている人はあまり多くありません。
そこで、この記事ではアメカジの定番コーデとして知られるプレッピースタイルについて解説します。
プレッピースタイルとは?
プレッピースタイルは、1950~60年代にかけてアメリカで流行った着こなしのことを指します。
当時、アメリカでプレパラトリースクールと呼ばれる名門私立高校に通う良家の子息令嬢は「プレップ」と呼ばれており、その学生たちの上品かつ抜け感のある着こなしが大いに流行り、プレッピー(preppy)スタイルと呼ばれるようになりました。
プレッピースタイルでは、ブレザーやカーディガン、オックスフォードシャツにポロシャツ、ニットベスト、ローファーなどの学生らしさを感じるアイテムがコーデの一部に使用されるのが一般的です。
プレッピースタイルはアイビールックから派生したコーデ
似たような着こなしに「アイビールック」というものがあり、このアイビールックから派生して生まれたのがプレッピースタイルと言われています。
アイビールックはプレッピースタイルと同時期にアメリカの名門私立大学のアイビーリーグ界隈で流行ったコーデで、一流大学に通う大学生のファッションを総称してその名で呼んでいました。
アイビールックもプレッピースタイルと同様に、ブレザーやローファーといった学生らしいアイテムが使われます。
プレッピースタイルとアイビールックの違い
よく似た2つの着こなしですが、その違いはどこにあるかと言えばカラーや着こなし方法にあります。
着こなしの方向性には諸説あるものの、現代の着こなしでは基本的に
・プレッピースタイルは比較的カラフルな色使いのアイテムを使用し、アイビールックよりも少し着崩したコーデ
・アイビールックは落ち着いたカラーリングでトラディショナル(伝統的)な着こなし
以上のように定義づけられます。
プレッピースタイルを上手に着こなすポイント
アクセントに鮮やかな色使いのアイテムをチョイス
プレッピースタイルには、ネイビーのブレザーやベージュのチノパンなどの落ち着いたカラーリングのアイテムを使用します。
そのままの着こなしにするとアイビールックとほぼ変わらなくなりますが、差別化するためにも色鮮やかなアイテムをアクセントとして取り入れましょう。
アルファベットの刺繍やワッペンが施されたレタードカーディガンを使用したり、明るい配色のネクタイやベルトを使用したりといったように、さりげなく色味を主張させるのが上手に着こなすポイントです。
ほどよくカジュアルを意識する
プレッピースタイルは、良家の子息令嬢が着るような上品な着こなしが特徴です。
そのため、カジュアルすぎない程度に着崩して、少しフォーマル寄りのアイビールックをカジュアルダウンさせるイメージで着用すると良いでしょう。
まとめ
近頃はプレッピーテイストを取り入れた着こなしを総じて「プレッピー」とも呼ぶので、先述したアイテムを一つだけ加えて品を保ちつつ、自分なりにアレンジして見ても良いでしょう。
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この記事を書いた人
サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。