無人古着屋が増えている理由とは?メリット・デメリットも合わせて紹介
近頃、東京や大阪をはじめ、日本各地に無人で古着を販売する店舗が増えています。
若者の間で古着がブームになっているのに加え、価格が安く気軽に購入できるということもあり、利用者も年々増加傾向にあります。
古着を買う側にとってメリットばかりに感じられる無人古着屋ですが、実のところデメリットがないとは言えません。
そこで、この記事では無人古着屋が増えている理由とメリット・デメリットについて解説します。
無人古着屋が増えている理由について解説
非接触接客の需要が増えた
無人古着屋が増えている背景としてコロナ禍の影響が挙げられます。
コロナ禍以前は、すべての店舗ではありませんが、服屋で接客する・されるのは当たり前という風潮がありました。
しかし、コロナが流行したことにより、ソーシャルディスタンスの提唱と非接触型様式の広がりを受けて、アパレル店の営業形態も変化。
そんななかで、店員のいない無人古着屋は、非接触接客のアパレル店舗として急激に拡大して行きました。
古着ブームの影響
近年は、第二次古着ブームと呼ばれるほど古着の需要が高まっています。
XやInstagramなどのSNSのほか、YOUTUBE、TikTokなどの動画サービスでも、コーデや古着屋巡りのコンテンツが取り上げられるなど、古着業界自体が大きく盛り上がっているなかで、古着屋の出店が相次いでいます。
その一つの形態として、より気軽に購入できる無人古着屋が増えるのは自然なことと言えるでしょう。
SDGsの意識の高まり
サステナビリティが叫ばれる昨今、持続可能な開発目標、いわゆるSDGsの観点から古着の扱い方が見直されているのも無人古着屋が増えている背景の一つです。
ただ廃棄されるだけで終わる古着を社会に循環させることで、環境への負荷を減らしてSDGsに貢献しようという意識が高まっています。
無人古着屋のメリット・デメリット
無人古着屋のメリット
無人古着屋のメリットは以下の3点
・低価格で購入できる
・店員がおらず気楽に来店できる
・24時間営業でいつでも行ける
無人の古着屋は低価格で古着が購入できるという大きなメリットがあります。
人件費を抑えることで商品の価格を大幅にカット。
そして、店員からの接客を避けたい人にしても、古着屋に行くのはハードルが高いと思っている古着初心者からしても、店員がいない無人古着屋は通いやすい形態と言えるでしょう。
また、無人古着屋は24時間営業の店舗が多いのも嬉しいポイント。
時間を気にせずいつでも行けるとあって、バイト帰りの学生や休みが不規則な社会人も来店しやすいのが大きな魅力です。
無人古着屋のデメリット
一方、無人古着屋は盗難の恐れがあるといったリスクのほか、
・店員からの説明が受けられない
・試着できない
・支払い方法が限られる
このような消費者側のデメリットもあります。
店員からの接客がないのはメリットとも言えますが、聞きたいことがあっても聞けず、自分の感覚のみで購入しなければいけません。
また、試着不可の店舗がほとんどなので、サイズ感を確かめられないというデメリットも。
店舗によっては支払い方法も限られるので、事前にリサーチしておく必要もあります。
まとめ
無人古着屋は上手に活用すれば格安で古着が手に入る魅力的なサービスです。
また、商品数が多く掘り出し物が見つかる可能性もあります。
「まだ無人古着屋に行ったことないよ」という人はぜひ立ち寄ってみてくださいね!
この記事を書いた人
サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。