
ハードアメカジの足元はワークブーツで決まり!種類についても徹底解説
昔から「お洒落は足元から!」言われています。
確かにトップスやアウター、ボトムスは完璧でもシューズがイマイチだと着こなしも残念な仕上がりになってしまうことも。
逆に、シンプルなスタイルでも足元さえちゃんとしていれば洒脱に見えます。
つまりシューズはそれほど重要なアイテムなのです!
今回はアメカジやハードなストリートスタイルと相性のいいワークブーツについて説明します。
おすすめのワークブーツの種類をピックアップするので、ワークブーツに興味のある方はチェックしてみてください。
ワークブーツとは?
ワーカーの足を守るブーツのこと

出典:LAITER
「ワークブーツ」とは、その名の通り労働者のための安全靴のことを言います。
耐久性はもちろん、滑りにくさや、長時間着用しても足に負担のかからないように考慮したものが多くある点が大きな特徴。
ワーカーの足を守ることが大前提であるワークブーツには、分厚いレザーが使用されており、とても丈夫で、中には、つま先にスチールが入ったモデルも存在します。
元々は労働者のためのシューズでしたが、武骨でタフなルックスからファッションアイテムとしても注目を集め、日本では80年代後半の渋カジブームにより大ブレーク。
90年代に入ると藤原ヒロシ氏がレッドウィングの「アイリッシュセッター」を着用したことでトレンドシューズとして注目を集めました。
それ以降ワークブーツはアメカジスタイルやストリートスタイルには欠かせないフットウェアとして揺るぎない地位を確立しています。
おすすめのワークブーツの種類は?
ロガーブーツ
林業に携わるワーカーのために開発された「ロガーブーツ」。
「ロガー」とは、チェーンソーを用いて森林伐採をする職業の人のことを指します。
チェーンソーで丸太を切り倒すという危険な労働環境下においてもワーカーの足を守れるよう、つま先部分はスチールトゥ仕様になっているものがメイン。
また、山の急斜面やぬかるんだ沼でも踏ん張りがきくように湾曲した形状の「ロガーヒール」と呼ばれるヒールが用いられています。
カタチはレースアップタイプで、プレーントゥであることが一般的。
最もベーシックなワークブーツともいわれています。
ハンティングブーツ
元々は、狩猟用のブーツでしたが今ではワークブーツを代表するモデルである「ハンティングブーツ」。
「レッドウィング」の「アイリッシュセッター」でもおなじみのワークブーツです。
アイリッシュセッターが90年代に大ブレークしたこともあり、日本では最も馴染みのあるワークブーツではないでしょうか?
レースアップタイプに、プレーントゥやUチップのモノが一般的。
元々はハンティング用だったため、ワークブーツの中では軽く履きやすい点も大きな特徴。
重いシューズが苦手な方や、初めてワークブーツに挑戦される方にも最適です。
エンジニアブーツ
工場などで働く技術者であるエンジニアの足を守るために誕生したワークブーツである「エンジニアブーツ」。
エンジニアブーツの最も大きな特徴は靴ひもがなく、プルオンタイプであるということ。
その理由は、作業中に靴ひもにモノが引っかかるのを避けるためです。
また、靴紐がない代わりに、甲からくるぶしあたりまでストラップが付いておりそれで調節します。
また、ヒールにはスチールが入っているものが多い点も大きな特徴です。
靴ひもがなく堅牢なつくりのブーツのため、バイカーが好んで愛用したことから「バイカーブーツ」と呼ばれることも。
タフでスタイリッシュなルックスからハイブランドからもリリースされています。
まとめ
今回は、アメカジやストリートスタイルの足元にぴったりなワークブーツの解説とおすすめのモデルを紹介しました。
ワークブーツはタフで堅牢なつくりなのでメンテナンスさえしっかりすればかなり長く着用できます。
また、新品もいいのですが、こなれ感のあるユーズドやヴィンテージのワークブーツもおすすめです。
ユーズドやヴィンテージのワークブーツをオンラインで探すなら、古着特化SNS×フリマアプリのVINTYでチェックしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人

角谷良平
ファッション業界歴は25年以上のファッションライター。 ショップスタッフ、英国にて古着バイヤー、スタイリストを経て、現在は、ファッションライターをメインに文筆家、ファッションディレクター、パーソナルスタイリストとしても活躍中。