ヴィンテージ古着はなぜ高いの?高額になる理由とアンティークとの違いを解説
古着好きのなかにはヴィンテージに興味がある人も多いと思います。
しかし、ヴィンテージは高額なものが多く、なかなか手が出ないのが現実です。
ヴィンテージがもっと安かったら買うのに……と思うかも知れませんが、高いのには高いなりの理由があります。
そこで、この記事ではヴィンテージが高い理由と、混同されやすいアンティークとの違いを解説します。
ヴィンテージ古着とは?アンティークとの違いも解説
製造から30年程度経過した古着
古着におけるヴィンテージとは『製造後30~99年経過したもの』のことを指します。
昨今のリバイバルブームの影響もあり、ヴィンテージの中でも特に1990年代の古着が人気を集めています。
ただし、古ければ全てヴィンテージとして扱われるわけではなく、保存状態が良好だったり歴史的価値が高かったりなど、なにかしらの付加価値が必要です。
30年前以前の衣類でも、着用する以外の価値がないものはレギュラー古着と呼ばれています。
製造後100年経つとアンティーク
製造してから100年以上経過すると、ヴィンテージを超えてアンティークとして扱われるようになります。
アンティークは美術的価値のある古物を指す言葉で、実際に使用するというよりはコレクションとして扱われるのが一般的です。
ヴィンテージとアンティークは混同されがちですが、きちんとした定義は実のところありません。
ヴィンテージ古着が高い理由とは
希少価値が高い
ヴィンテージ古着として扱われる衣類は、それ自体に高い希少価値があります。
現代では再現が難しい技法が使われていたり、仕立て方に特徴があったりなど、デザインや素材、技法が通常の古着とは異なる特徴を持っています。
希少性があり入手が困難ということもあり、驚くほど高値で取り引きされます。
製造数が少なく限りがある
近年は衣類も大量生産で作られており、1つのメーカーのアイテムが多数市場に出回っています。
しかし、年代の古いものは生産数が今ほど多くなく、販売数が少ないものがほとんどだったため、古着として出回る数は限定されます。
さらに、ヴィンテージとして耐えられるほど高品質のものとなると滅多にお目にかかれません。
輸入コストが高い
通常、価格の安い古着は船便で大量に輸入しています。
しかし、ヴィンテージはバイヤーが直接買い付けたり、割高な航空便が使われたりなど、輸入にコストがかかるため、結果として販売価格が高くなります。
まとめ
ヴィンテージは30年以上前の衣類で、希少価値が高く保存状態が良好なもののこと。
歴史的価値もあるとなると、高額になってしまうのも頷けますね。
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この記事を書いた人
サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。